泌尿器科と漢方薬
加齢とともに身体の機能が低下し、さまざまな不調があらわれ、病気にもかかりやすくなります。
泌尿器科の病気は、加齢に伴う諸症状が重なり合って起こることが多く、ひとによって症状が異なるため、ひとりひとりの体質や症状に合った薬を選択することができる漢方薬は、泌尿器科の治療に適しています。
泌尿器科の症状に対する漢方薬
残尿感がある | 猪苓湯・桂枝茯苓丸 など |
---|---|
尿の回数が多い | 牛車腎気丸・清心蓮子飲 など |
尿の出が悪い | 八味地黄丸・六味丸 など |
元気が出ない | 補中益気湯 など |
食欲がない | 十全大補湯・人参湯 など |
泌尿器科の病気に対する漢方薬
前立腺肥大症 | 八味地黄丸・牛車腎気丸 など |
---|---|
膀胱炎、尿路結石 | 猪苓湯 など |
尿路のさまざまな症状 | 清心蓮子飲 など |
尿路の難治性の炎症 | 五苓散 など |
体力の低下 | 補中益気湯 など |
西洋薬と併用することで効果が高めるために使用することが多いですが、漢方薬単独で使用こともあります。