ここでは尿路にできる各種結石について説明します
腎結石
数ミリの小さいものから、腎盂をうめる位の大きいもの(サンゴ状結石)まであります。痛みを伴う場合や感染を繰り返す場合は治療の対象となります。
尿管結石
男性の6~7人に1人、女性の15人に1人が尿路結石になります。血尿と痛みを伴うことが多いです。痛みの部位は背部から側腹部を中心とし、下腹部へと痛みが放散することもあります。水腎症を伴わない小さな結石(5㎜以下)は排石が期待できるため、痛み止めや排石を促進する薬を服用しながら経過観察することができます。水腎症を伴う場合や大きい結石の場合は、体外衝撃波による治療(ESWL)や内視鏡による手術が必要となります。
膀胱結石
前立腺肥大症や神経因性膀胱などの排尿障害がある方に多いです。内視鏡による手術が一般的ですが、大きくなりすぎると開腹手術になることもあります。
尿道結石
腎結石、尿管結石、膀胱結石が尿道につまってしまった状態です。尿道の痛みや排尿時の痛みを伴います。X線検査や内視鏡で診断され、内視鏡を使って取り出します。