尿道・精巣・包皮の病気

尿道の病気

尿道の病気

尿道炎

多くは性行為による感染症です。ほとんどは男性です。
排尿時痛(尿を出すときに痛い)や、尿道の出口から膿が出るなどの症状を伴います。
淋菌によるもの、クラミジアによるもの、それ以外の微生物によるものに分類され、遺伝子診断法(PCR法)により診断されます。
抗菌薬の投与で治療できます。

尿道狭窄

尿道が狭くなり、排尿障害が起こります。外傷や感染が原因となります。
内視鏡や尿道造影で診断され、ブジーやカテーテルを用いて狭窄部を拡張する方法や内視鏡手術を行います。

尿道結石

腎結石、尿管結石、膀胱結石が尿道につまってしまった状態です。
尿道の痛みや排尿時の痛みを伴います。
X線検査や内視鏡で診断され、内視鏡を使って取り出します。

尿道損傷

交通事故や転落などによる骨盤の骨折や会陰部の強度の打撲により起こり、また、尿道カテーテルの挿入困難により起こることもあります。
損傷が軽度であれば、尿道カテーテルの留置により経過観察しますが、損傷が重度であれば尿道形成術を考慮します。

精巣の病気

精巣の病気には主に次のようなものがあります。

精巣の病気

精巣上体炎

細菌が尿道から精管を伝って精巣上体に感染を来した病態です。
症状は発熱と痛み、陰のうの腫れで、安静と抗菌薬の投与で治療します。

精巣腫瘍

痛みのない陰のうの腫れで見つかることが多く、20~30歳代若い人に好発します。
腫瘍マーカー(LDH、AFP、βHCG)が診断に有用です。
高位精巣摘除術を行って腫瘍の組織を確認してから組織や進行度に応じて、経過観察や放射線、抗癌剤などの治療を決定します。

陰嚢水腫

陰のうに液体が貯まり腫れたもので、痛みはありません。
乳幼児の陰嚢水腫は多くの場合は1歳までに治癒しますが、2歳を過ぎても治癒しない場合は手術を考慮します。
成人の場合は、注射針を穿刺して排液することも行われますが、再発することが多く手術を考慮します。

ムンプス精巣炎

若年男性の急性耳下腺炎(おたふくかぜ)に合併することが多い。
症状は発熱と痛み、陰のうの腫れで、安静と鎮痛薬の投与で治療します。

停留精巣

精巣は胎児のときに陰のうまで下降してきますが、完全には下降しないでおなかや鼠径部にとどまっているものです。
不妊症や精巣腫瘍になる可能性もあるため、1歳までは自然に下降する可能性があり経過観察しますが、1歳を超えると下降することが期待できないので手術を考慮します。

精巣捻転

精巣が回転してねじれ、血流障害をおこすもので、放置すると精巣が壊死して機能がなくなります。思春期に多く、突然の陰のうの痛みと腫れを伴います。
発症から6~8時間以内に手術で戻さないと精巣機能が低下するため緊急を要します。

精索静脈瘤

腎臓から精索へ静脈が逆流することにより陰のう上部の静脈がうっ血、怒張したものです。
ほとんどは左側に起こります。
陰のう部の違和感や鈍痛で見つかる場合と男性不妊症の検査で見つかる場合があります。

包皮の病気

ここでは包皮の病気について説明します。

停留精巣

亀頭包皮炎

炎症や包茎が原因として起こります。尿道の痛みや排尿時の痛みなどの症状があります。抗菌薬やステロイドの軟膏で治療します。

真性包茎

包皮の先端が狭く、亀頭が露出できない状態です。一方で、包皮をむくことができるが、普段は包皮が亀頭をおおっている状態が仮性包茎です。真性包茎であっても年齢とともに包皮をむくことができるようになります。思春期では10%程度の方が真性包茎の状態です。小児では、亀頭包皮炎をくり返す場合は手術を考慮しますが、普通は経過観察、または軟膏治療で様子を見ます。思春期をすぎても真性包茎の状態であれば、手術を考慮します。

恥垢

包茎のある男児の包皮の中に白色の柔らかい塊をみることがあり、それを恥垢と言います。包皮がむけるようになれば取れるのでとくに治療は不要ですが、包皮炎などの症状があれば包皮と亀頭との癒着を外します。

078-578-2525

院長
山野 潤
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